【採用パンフレット制作】載せるべき内容は?学生が知りたい情報と効果的な構成を解説!

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公開日:2025/10/27 更新日:2025/10/29
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【採用パンフレット制作】載せるべき内容は?学生が知りたい情報と効果的な構成を解説!

「学生に響く採用パンフレットを作りたいけれど、どんな情報を載せればいいのかわからない」
「効果的な構成ってどうすればいいの?」
人事・採用担当者の皆様、採用活動におけるパンフレット制作でこのようなお悩みはありませんか?

採用パンフレットは、企業の魅力を伝え、学生の入社意欲を高めるための重要なツールです。
しかし、ただ情報を詰め込むだけでは、学生の心には響きません。

本記事では、採用パンフレット制作において、学生が本当に知りたい情報から、記憶に残る効果的な構成、そして具体的な制作ステップまでを徹底解説します。

学生が採用パンフレットで知りたい情報ベスト10

学生は、漠然とした企業イメージだけでなく、入社後の具体的な働き方やキャリアパスを強く求めています。

ここでは、採用パンフレットにぜひ盛り込みたい、学生が本当に知りたい情報トップ10をご紹介します。

1位:実際の仕事内容と1日のスケジュール

1位:実際の仕事内容と1日のスケジュール
学生は、職種名だけでは仕事の具体的なイメージが湧きにくいものです。
どのような業務を、どのような環境で、どのような人と行うのか、具体的な1日のスケジュールやプロジェクト事例を交えて紹介することで、入社後のリアリティを高めることができます。

2位:先輩社員の声とキャリアパス

「入社後、自分はどう成長できるのか?」学生が抱くこの疑問に答えるのが、先輩社員のリアルな声とキャリアパスです。

複数の社員の体験談(入社理由、仕事のやりがい、苦労、今後の目標など)や、具体的なキャリアステップ(昇進、異動、スキルアップ)を示すことで、将来の自分を重ね合わせやすくなります。

3位:企業文化と職場の雰囲気

給与や仕事内容と同じくらい、職場の人間関係や雰囲気は学生にとって重要です。

社風、チームワーク、休憩時間の過ごし方、イベントなどを写真やイラストを多用して視覚的に伝えることで、貴社の「人」と「空気感」を伝えることができます。

4位:福利厚生と待遇の詳細

給与体系、賞与、各種手当、休暇制度(有給休暇取得率など)、住宅補助、育児・介護支援など、具体的な福利厚生制度とその利用状況を明確に提示することで、学生は安心して将来設計を立てられます。

数字や具体的な事例を交えると、より信頼性が高まります。

5位:研修制度と成長支援体制

入社後の成長機会は、学生にとって大きな関心事です。

新入社員研修、OJT、資格取得支援、語学研修、メンター制度、自己啓発支援など、具体的な研修プログラムやキャリアアップをサポートする体制を詳しく説明しましょう。

6位:企業の将来性と事業展開

「この会社は将来性があるのか?」学生は企業の安定性や成長性を重視します。

業界内での立ち位置、今後の事業戦略、新規事業への取り組み、社会貢献性などを具体的に示し、企業のビジョンと将来の可能性を伝えましょう。

7位:採用プロセスと選考フロー

応募から内定までの具体的な流れ、各選考ステップ(書類選考、筆記試験、面接など)のポイント、面接の雰囲気、準備すべきことなどを明確にすることで、学生は安心して選考に臨めます。

不明点を減らし、不安を解消することが重要です。

8位:ワークライフバランスの実態

8位:ワークライフバランスの実態
残業時間の実態、有給休暇の取得状況、リモートワークやフレックスタイム制度の有無、育児休業取得実績など、具体的なデータや取り組み事例を提示することで、仕事とプライベートのバランスを重視する学生に響きます。

9位:オフィス環境と設備

快適なオフィス環境は、働くモチベーションに直結します。

執務スペース、休憩室、カフェ、会議室、IT環境、立地、周辺施設などを写真で魅力的に紹介し、実際に働くイメージを持ってもらいましょう。

10位:社会貢献性と企業理念

企業の存在意義や社会への貢献活動は、特にZ世代の学生にとって重要な要素です。

CSR活動、SDGsへの取り組み、企業理念がどのように事業に落とし込まれているかなどを具体的に伝え、共感を呼びましょう。

効果的な採用パンフレットの基本構成

学生の心を掴む採用パンフレットには、情報を整理し、ストーリー性を持たせた構成が不可欠です。

ここでは、採用パンフレットの基本となる構成要素とそのポイントを解説します。

表紙

パンフレットの「顔」となる表紙は、学生の第一印象を決定づけます。企業の魅力や個性を凝縮したデザインとキャッチコピーで、思わず手に取りたくなるようなインパクトを与えましょう。

ターゲット学生に響く写真やイラストの選定も重要です。

企業概要と事業内容の紹介

設立年、資本金、従業員数といった基本情報に加え、貴社がどのような事業を展開し、社会にどのような価値を提供しているのかをわかりやすく解説します。

専門用語を避け、学生にも理解しやすい言葉で説明することを心がけましょう。

代表メッセージと企業理念

経営者の言葉は、企業のビジョンや価値観を学生に直接伝える貴重な機会です。

代表の想いや企業理念、将来への展望を熱く語ることで、学生は企業の目指す方向性や働く意味を深く理解し、共感を覚えるでしょう。

仕事紹介と職種別詳細

各職種の具体的な業務内容、やりがい、求められるスキル、部署間の連携などを詳細に紹介します。

複数の職種がある場合は、それぞれの特徴を明確にし、学生が自分に合った仕事を見つけられるように工夫しましょう。
フローチャートや図解も有効です。

先輩社員インタビュー

入社年次や職種の異なる複数の先輩社員に登場してもらい、入社理由、仕事の面白さ、苦労、今後の目標などを語ってもらいましょう。

リアルな声は学生の共感を呼び、入社後のイメージを具体化させる手助けとなります。

働く環境と福利厚生

オフィス内の写真(執務スペース、休憩室、会議室など)を豊富に掲載し、実際の働く環境を視覚的に伝えます。

福利厚生制度(給与、手当、休暇、育児支援など)は、具体的な内容と利用実績を明記することで、学生の安心感を高めます。

研修制度とキャリア形成

研修制度とキャリア形成
入社後の成長をサポートする研修制度(新入社員研修、OJT、専門研修など)や、具体的なキャリアパスの事例を紹介します。

社員がどのようにスキルアップし、キャリアを築いていけるのかを示すことで、学生の将来への期待感を高めます。

採用情報と応募方法

募集職種、応募資格、選考フロー、提出書類、問い合わせ先などを明確に記載します。

採用サイトやオンライン説明会へのQRコードを掲載することで、学生が次のアクションを起こしやすくなります。

採用パンフレット制作で押さえるべき7つのポイント

学生に「選ばれる」採用パンフレットを制作するためには、戦略的な視点が不可欠です。

ここでは、制作過程で特に重視すべき7つのポイントを解説します。

ターゲット学生を明確にする

貴社が求める人物像(学歴、専攻、価値観、志向性など)を具体的に設定しましょう。

ターゲットが明確であれば、パンフレットのデザイン、メッセージ、掲載する情報の内容がブレることなく、響くコンテンツを作成できます。

ビジュアルで企業の魅力を表現する

学生は視覚的な情報から多くのことを感じ取ります。
プロのカメラマンによる写真撮影、インフォグラフィック、イラストなどを活用し、企業の雰囲気、社員の表情、オフィス環境などを魅力的に表現しましょう。

写真一枚で伝わる情報量は計り知れません。

データと具体例で信頼性を高める

「残業は少ないです」「風通しの良い職場です」といった抽象的な表現だけでなく、具体的なデータ(平均残業時間、有給休暇取得率、離職率など)や、具体的なエピソードを交えることで、情報の信頼性と説得力が増します。

読みやすいレイアウトと文字量に調整する

情報が多すぎたり、文字が小さすぎたりすると、学生は読む気をなくしてしまいます。

適切な余白、見やすいフォントと文字サイズ、図解や箇条書きの活用で、ストレスなく読み進められるレイアウトを心がけましょう。
重要な情報は太字にするなどの工夫も有効です。

採用パンフレットの制作で読みやすさや理解を重視する場合は、「ユニバーサルフォント(UDフォント)」がおすすめです。
ユニバーサルフォント(UDフォント)についてご興味がある方は、以下の記事もご覧ください。

▼ユニバーサルデザインフォントに関する記事はこちら
 今、ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)が求められている理由とは?誰もが見やすい文字について解説

一貫したブランディングを意識する

一貫したブランディングを意識する
採用パンフレットは、企業のブランドイメージを形成する重要なツールです。
企業ロゴ、コーポレートカラー、フォント、トーン&マナーなどを統一し、採用サイトやその他の広報物との一貫性を持たせましょう。

これにより、学生に強いブランド認知を促すことができます。

ブランディングに関してご興味がある方は以下の記事をご覧ください。

▼「ブランディング」に関する記事はこちら
 ブランディングとは?10の構成要素と成功のポイントをわかりやすく解説

QRコードでデジタル連携を図る

パンフレットの情報量には限りがあります。採用サイト、社員インタビュー動画、SNS、オンライン会社説明会の予約ページなどへのQRコードを掲載することで、学生はより詳細な情報にアクセスでき、貴社への理解を深めることができます。

配布タイミングと場面を考慮する

パンフレットの効果を最大化するためには、配布するタイミングと場面を戦略的に考える必要があります。

会社説明会、インターンシップ、合同企業説明会、大学のキャリアセンターなど、それぞれの場面に合わせたメッセージや配布方法を検討しましょう。

まとめ

採用パンフレットは、単なる企業紹介資料ではありません。
学生が貴社で働く未来を具体的に想像し、入社への意欲を高めるための強力なツールです。

ぜひ、これらのヒントを参考に、貴社の魅力を最大限に引き出す採用パンフレットを制作してみてはいかがでしょうか。

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