営業も採用も研修にも使える!「メラビアンの法則」の活用事例

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公開日:2025/09/09
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営業も採用も研修にも使える!「メラビアンの法則」の活用事例

第一印象はわずか数秒で決まると言われていますが、その背景には「メラビアンの法則」という心理学の知見があります。
言葉そのものよりも、視覚や聴覚といった“非言語情報”が相手の印象に大きな影響を与えるのです。

この法則を理解することで、資料作成やプレゼンテーション、営業資料や研修コンテンツまで、あらゆる場面で「伝わるコンテンツ」を作ることができます。

この記事では、視覚55%・聴覚38%・言語7%という黄金バランスの解説から、メラビアンの法則を活用する具体的なポイント、ビジネスシーン別の事例までを詳しく紹介します。
第一印象を劇的に高めるヒントになればと思いますのでぜひご覧ください。

◆目次

  1. 第一印象とメラビアンの法則の基礎知識
  2. 視覚情報(55%)のポイント
  3. 聴覚情報(38%)のポイント
  4. 言語情報(7%)のポイント
  5. 様々なシーンでの活用事例
    1. 営業での活用:信頼と説得力を同時に獲得することが期待できる
    2. 経営会議での活用:意思決定スピードの加速につながる
    3. 研修での活用:受講者の理解度と集中力を高める
    4. マーケティングでの活用:共感と行動を引き出すことが期待できる
  6. 「伝える」から「伝わる」へ|メラビアンの法則で変わる第一印象

1.第一印象とメラビアンの法則の基礎知識

1.第一印象とメラビアンの法則の基礎知識
第一印象はわずか数秒で決まると言われ、その後のコミュニケーションや意思決定に大きな影響を与えます。
特にビジネスでは、資料作りやプレゼン、採用面接、研修など多くの場面で第一印象の良し悪しが成果を左右します。

この印象形成を科学的に示したのが「メラビアンの法則」です。

心理学者アルバート・メラビアンの研究によると、人が相手の感情や態度を判断する際、「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「言語情報」はわずか7%といわれています。
ここで誤解されやすいのは、「言葉が意味を持たない」ということです。実際には、感情や態度が伝わる場面で非言語要素が特に強い影響を持つという意味になり、言葉の価値を否定するものではありません。この法則を理解しながら見せ方や話し方を工夫することで、相手の共感や信頼を得やすくなる効果が期待できます。

2.視覚情報(55%)のポイント

2.視覚情報(55%)のポイント
メラビアンの法則によると、第一印象の55%は「視覚情報」から得られるとされます。つまり、どのように見せるかが印象を大きく左右されるといえます。視覚情報の一つで重要なのが、デザイン配色です。色には心理的な効果があり、青は信頼感、赤は情熱などのイメージを与える効果があります。ブランドカラーを効果的に使うことで、一貫性と印象の強さを両立できるため、与えたい印象によって効果的な色を選ぶのもおすすめです。

※「カラーブランディング」についてご興味がありましたら以下の記事をご覧ください。

▼記事はこちら
 「カラーブランディング」とは?ブランドカラーが与える色の効果を解説!

その他に活用したいのが、図解やグラフです。複雑な情報も、図やグラフに変換することで一目で理解することができ、プレゼンや資料の説得力が高まります。
さらに、写真やビジュアルもイメージに合わせて選ぶことで、単なる情報伝達を超え、感情に訴えるコンテンツになります。

3.聴覚情報(38%)のポイント

3.聴覚情報(38%)のポイント
第一印象で視覚情報の次に重要なのは「聴覚情報」です。約38%は声のトーンや話し方といった聴覚情報に左右されます。
たとえば、プレゼンテーションの際、同じ内容を伝える場合でも、話すスピードや声の大きさ、間の取り方によって受け手の印象は大きく変わります。
例えば、落ち着いたトーンで適度な間を入れると、説得力や信頼感が増し、逆に早口で抑揚のない話し方では重要なメッセージが伝わりにくくなります。

さらに、音声や動画制作においては、ナレーションの統一感やBGMの選択が重要です。ブランドイメージに合った音楽や声質を使うことで、一貫性のあるメッセージを伝えることができます。受け手の感情に響くプレゼンになるよう、「聴覚情報」を意識し「印象に残す」よう工夫していきましょう。

4.言語情報(7%)のポイント

4.言語情報(7%)のポイント
最後に紹介するのが、「言語情報」です。第一印象に与える影響は、わずか7%とされています。しかし、決して軽視していい要素ではありません。限られた割合の中、言葉選びやテキストの配置を工夫することで、印象に残る工夫が大切です。

まず、スライド内のテキストは要点を見出し化し、できるだけ短く簡潔にまとめるようにしましょう。長文や複雑な表現は理解の妨げになりやすく、視覚的にも情報が埋もれてしまうリスクがあります。その他には、「キャッチコピー」やタイトルの言葉選びが重要です。短いフレーズでありながら、メッセージの核心を捉え、感情に訴えかける言葉は、受け手の記憶に強く残ります。例えば「売上を伸ばす新戦略」よりも「3か月で売上120%達成の秘密」とした方が、訴求力が格段に高まります。

※「キャッチコピー」についてご興味がありましたら以下の記事をご覧ください。

▼記事はこちら
 事例も紹介!心に刺さる魅力的なキャッチコピーの特徴とは?

5.様々なシーンでの活用事例

メラビアンの法則を踏まえ、「視覚」「聴覚」「言語」の3要素のバランスを意識した資料作り を行うことで、さまざまなビジネスシーンで成果を飛躍的に高めることができます。
以下では、代表的な4つのシーンでの活用事例を紹介します。

5-1.営業での活用:信頼と説得力を同時に獲得することが期待できる

メラビアンの法則を踏まえて以下の点を工夫することがおすすめです。

視覚情報(55%)
ブランドカラーを統一し、複雑な数値はインフォグラフィックで表現。見やすさが第一印象の信頼感につながります。

聴覚情報(38%)
声のトーンを落ち着かせ、強調したい箇所は間を活用。提案内容の重要度がより鮮明に伝わります。

言語情報(7%)
キャッチコピーのように短いフレーズで結論を提示し、詳細は補足資料に回すことで集中力を保ちます。

メラビアンの法則を活用することで、商談成約率の向上や、初対面のお客様に安心感を持たせることができます。

5-2.経営会議での活用:意思決定スピードの加速につながる

経営会議資料でも工夫できる部分があります。メラビアンの法則を踏まえて以下の点を工夫することがおすすめです。

視覚情報(55%)
施策比較やROI試算をグラフ化し、視覚的に一目で差がわかる構成に。

聴覚情報(38%)
報告者の声の抑揚や説明スピードを工夫し、経営層の集中力を切らさない。

言語情報(7%)
重要な結論は見出しに明確化することで、シンプルなキーワードでより伝わるようになる。

メラビアンの法則を活用することで、経営陣の意思決定が迅速化し、施策実行までのリードタイム短縮する効果が期待できます。

5-3.研修での活用:受講者の理解度と集中力を高める

研修資料でも工夫できる部分があります。メラビアンの法則を踏まえて以下の点を工夫することがおすすめです。

視覚情報(55%)
スライド1枚につき1テーマ、アイコンや図解を活用し視覚的負荷を軽減。

聴覚情報(38%)
ナレーション動画やポッドキャスト形式で学習者の耳からの理解をサポート。

言語情報(7%)
チェックリスト形式で要点を明確化し、受講後の復習をしやすくする。

メラビアンの法則を活用することで、受講者アンケートでの満足度向上や学習定着率の改善などの効果が期待できます。

5-4.マーケティングでの活用:共感と行動を引き出すことが期待できる

その他、マーケティング資料でも工夫できる部分があります。メラビアンの法則を踏まえて以下の点を工夫することがおすすめです。

視覚情報(55%)
導入事例やビフォーアフターの写真を活用し、視覚的ストーリーで印象づけることができる。

聴覚情報(38%)
ウェビナーの際に、抑揚や間を意識することで感情を動かすストーリーテリングを実践で活用できる。

言語情報(7%)
キャッチコピーに感情を動かす動詞を使い、購買行動につながるメッセージ設計。

マーケティング分野でも、メラビアンの法則を活用することで、より効果的なマーケティングが期待できます。

6.「伝える」から「伝わる」へ|メラビアンの法則で変わる第一印象

6.「伝える」から「伝わる」へ|メラビアンの法則で変わる第一印象
第一印象は、わずか数秒で決まり、その多くは言葉以外の要素によって左右されます。「メラビアンの法則」が示すように、視覚55%・聴覚38%・言語7%のバランスを意識することで、資料作りやプレゼンテーションの伝わり方は大きく変わります。営業資料での信頼感向上、経営会議での意思決定サポート、研修資料での理解度アップ、マーケティング資料での感情訴求など、あらゆるビジネスシーンで効果を発揮します。重要なのは「見せ方」「伝え方」「言葉選び」を一貫性のある設計で組み合わせ、相手の感情や記憶に残るコンテンツを作ることです。

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