
ホープンが毎年制作し、ご好評いただいている“ホープンのカレンダー”がついに完成いたしました。
昨年は、「UDフォント × 季のことば」でデザインし、多くのお客様から「使いやすい」とご好評をいただきましたが、2026年のカレンダーでは「デジタル箔加工印刷」を採用しました。
箔特有の高級感や品のある輝きは、光の当たり方や見る角度によって表情が変わる繊細な美しさが魅力です。
この記事では、今回の2026年カレンダー制作に関する企画の裏側からデザイン、印刷現場でのこだわりなどをご紹介しますので、ぜひ、最後までご覧ください。
▼第3弾の記事はこちら!(2025年の制作秘話)
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▼第2弾の記事はこちら!(2024年の制作秘話)
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▼第1弾の記事はこちら!(2023年の制作秘話)
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<目次>
1.カレンダー企画はデジタル箔加工印刷!テーマにした理由

ホープンでは、これまで年賀状やインビテーションカードなど特別な印刷物を中心に「箔押し加工」を取り入れてきました。
しかし従来の箔押し加工は「金属の型」が必須のため、制作部数(ロット数)が少ない場合は予算的に採用しづらいという課題がありました。
一般的な企業様のオリジナルカレンダーでも箔が使用されるケースはそう多くありません。
そこで、「箔の輝きをもっと日常で楽しんでいただきたい…!」そんな想いがきっかけとなり、今回卓上カレンダーに採用するべく、2026年のカレンダー企画がスタートしました。
今回のカレンダーで使用したのが、「金属の型」が不要で、小ロットでも箔の表現ができる「デジタル箔加工印刷」です。
企画の初期では、箔の活かし方を検討するためのブレストや試作を繰り返し、「目で見て楽しい × 品よくビジネスで使える」というテーマでデザインの両立を追求しました。
2.箔印刷加工の魅力とは?制作現場に潜入調査!
2-1.デジタル箔加工印刷とは?
「デジタル箔加工印刷(デジタルホットスタンピング)」は、従来の箔押しのように金型を使用しなくても、データ出力のみで箔を転写できる新しい技術です。
金属の型が不要なため、
・小ロットで制作したい
・多品種のデザインで使用したい
・名入れをしたい
などのご要望に最適のため、「企業カレンダー」にも相性の良い加工方法といえます。
2-2.デジタル箔加工印刷の工程
加工の流れは以下のような順番で印刷していきます。
1.箔をのせる部分を指定したデザインデータを作成 ※箔の箇所が分かるように目印を記載しておく。
2.トナーまたは接着剤を使用して下地を印刷
3.印刷後、下地に箔フィルムを重ねるため加熱ローラーで転写(約100〜130℃)
4.下地に箔が重なって印刷される
5.印刷後、色合いや位置など問題ないか確認していきます。
デジタル箔印刷は下地の黒に反応するため、カレンダーの月毎のデザインは、箔の印刷が終わった後の工程で印刷していきます。こうして印刷後、台座・リングでカレンダーめくりやすいよう加工を施し、完成となりました。
2-3.デジタル箔加工印刷のポイント
(1)型が不要でデザインの自由度が高い
細い線やグラデーションも表現でき、繊細な作品づくりが可能です。
(2)少ロット・名入れ・バリアブル印刷にも対応
1枚ずつデザインを変えることもでき、企業ノベルティに最適です。
(3)無駄を減らして制作できる
必要分のみを柔軟に生産することができるため、大量印刷が不要。紙の削減にもつながります。
3.カレンダー制作のこだわりポイント
今回制作した卓上カレンダーは、デザイン・紙・フォント・封筒それぞれ検討を重ねて決定していきました。
ここでは、それぞれのこだわりポイントを紹介いたします。
※「デジタル箔加工印刷」ならではの魅力は、実際に光を受けたときにこそ伝わります。
3-1.デザインのこだわり|季節の花を輝かせる、細部まで調整されたデザイン

月ごとのデザインのモチーフとして「季節の花」の線画を採用しました。
ビジネスで使用していただくことを想定しているため、上品な仕上がりになるよう線画のデザインを選んでいます。
「デジタル箔」を重ねて印刷するにあたり、線が細すぎても箔がきれいに乗らないため、線の太さを細かく調整し、試作と検証を繰り返しました。
写真では伝えきれない箔のきらめきを、よりお伝えできるよう動画にいたしました。動画もぜひご覧ください。
3-2.フォントへのこだわり|視認性 × 上品さを両立する「UD黎ミン」
カレンダーの文字には、モリサワ社の「UD黎ミン」を採用しました。
「UD黎ミン」は、「ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)」の1つで、以下の特徴があります。
・現代的なデザイン
・小さな文字でも読みやすく視認性が高い
・明朝体の品格を保ちながら、数字はシンプルで誤読しにくい
という特徴があるため、毎日目にするカレンダーにぴったりでした。
※「ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)」とは、「ユニバーサルデザイン」のコンセプトに基づいた誰にとっても見やすく読みやすいフォントです。
読みやすさに加えて、遠くからでもわかりやすく読み間違いがないように、可読性や視認性、判読性が高くなるようにデザインされているのが特徴です。
UDフォントを使用しましたので、以下のロゴを入れております。
▼「ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)」について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
今、ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)が求められている理由とは?誰もが見やすい文字について解説
3-3.印刷紙へのこだわり|触れても、眺めても心地よい「バガスケントCoC」

カレンダーの紙には、サトウキビの搾りかす「バガス」を活用した環境配慮紙「バガスケントCoC(菊判 125kg)」を採用しました。
「バガスケントCoC」は、バガスパルプを30%以上、古紙パルプを20%以上配合した非木材紙です。
この用紙は抄造時の電力にバガス由来のバイオマス発電によるグリーン電力が使われているため、素材と製造過程の両面で環境に配慮されています。
※この紙を使用する際には、以下のロゴもお入れいただけます。
環境に配慮されている点も魅力ではありますが、紙の質感が優れている点もポイントでした。表面は光沢を抑えた仕上がりで、真っ白な紙よりも温かみのある自然な白色です。
手触りはサラッとして落ち着きがあり、適度な厚みもあるため、紙面が読みやすくやさしい印象に仕上がりました。そのため、今回のカレンダーにぴったりの用紙でした。
3-4.封筒へのこだわり|カレンダーを入れる封筒にも特別なデザインを

カレンダーだけでなく、お客様へのご案内にあたり封筒にもこだわりました。
封筒のデザインには、2026年の干支「馬」をモチーフにした水引のデザインを採用しました。
封筒に、ただ馬を描くのではなく線を結ぶことで“ご縁”や“一年のつながり”を表現し、受け取る際にも楽しんでいただけるように工夫しました。
封筒を開く際にも驚きを与えられるよう、内側にはホープンの「コーポレートカラー」である「オープングリーン」の緑も忍ばせています。
カレンダーを受け取った際と、封筒を開けた瞬間のどちらも驚きを与えられるよう、開封体験までデザインした、こだわりの封筒です。
4.まとめ|光の角度で変わる輝きを感じていただきながら素敵な1年を

2026年のホープン卓上カレンダーは、デザイン・印刷・加工の各工程で、こだわって制作しました。
特に、今回採用した「デジタル箔加工印刷」は、光の当たり方で表情が変わる上品な輝きが魅力で、季節の花々の繊細さを美しく引き立てます。ぜひホープンの卓上カレンダーで、きらめきを感じていただけたら幸いです。
ホープンでは、企業のオリジナルカレンダーの制作を承っております。企画からデザイン、制作までワンストップでご支援いたします。
「自社らしいオリジナルカレンダーを作りたい」「ノベルティに特別感を持たせたい」などのご要望がありましたら、ぜひホープンにお気軽にご相談ください。
▼文字(フォント)についてご興味がある方は以下の記事をご覧ください。
今、ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)が求められている理由とは?誰もが見やすい文字について解説
▼過去のカレンダープロジェクトに関する記事はこちら
第3弾:新年ご挨拶企画|「UDフォント」と季のことばがつなぐ こころやさしく伝わるカレンダー
第2弾:新年ご挨拶企画|環境に優しい紙で作る「季節を彩るSDGsカレンダー」
第1弾:新年ご挨拶企画|環境に優しい紙と間伐材でつくるオリジナルカレンダー














