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創業から56年目を迎えたホープンは、これまで教育機関向けのコンテンツ制作を数多く手掛けてまいりました。その中で、30年以上にわたりご用命をいただいている学校法人上智学院様と、このたび新たに「SDGs&サステナビリティレポート 2024-2025」を制作いたしました。
上智学院には、社会的責任を果たす取り組みを推進するためにダイバーシティ・サステナビリティ推進室が設置されています。そこでは、上智大学の現役学生から選ばれた「学生職員」の皆様が参画されています。推進室の指示のもと、広報や情報収集、制度設計などで活躍する学生職員の皆様にもご参加いただき、学生ならではの発想力や創造力を活かして本レポートを一緒に制作しました。今回は、その制作の裏側をご紹介します!
◆目次
-
- 「SDGs&サステナビリティレポート」とは?
- 「SDGs & サステナビリティレポート」の制作秘話について
- どのようなお仕事を担当されていたのでしょうか。
- さまざまな環境に関する取り組みに関わられる中で、印象に残っていることはありますか。
- 学生職員として、上智大学の魅力や取り組みを多くの方に届けるうえで、特に意識されていたことはありますか。
- 今回の制作に携わることが決まった時、どのようなお気持ちでしたか。
- 今回のレポート内容を検討する際に特に意識されたことを教えてください。
- 原稿を依頼する中で、特に意識されたことはありますか。
- 情報量も多かったと思いますが、どのように進められましたか。
- オンライン校正システム「Brushup」を実際に使ってみて、率直な感想をお聞かせください。
- 今回の制作に携わる中で、環境に配慮する取り組みについてご自身の意識に変化はありましたか。
- レポートが完成してみて、満足度はいかがでしたか。
- 完成したレポートを読まれる方に、特にどのようなところに注目していただきたいですか。
- まとめ
1.「SDGs&サステナビリティレポート」とは?

SDGs&サステナビリティレポートは、上智学院の職員と学生職員が制作チームとなり、SDGsに関する取り組みをまとめた活動報告書です。内容もさることながら、報告書自体も「ZERO CO2 PAPER(ゼロCO2ペーパー)」という環境配慮紙が使用され、ノンVOCインキで印刷するなど、環境に配慮したものとなっています。
レポート制作は、2021年に最初に発行されてから今日まで続いていますが、この度イメージを刷新することをきっかけに、ホープンがお手伝いをさせていただくこととなりました。
今回は、制作チームの中でも中心メンバーとして制作をサポートされました、学生職員の佐藤さんにインタビューさせていただきました。
※「SDGs & サステナビリティレポート2024-2025」は以下をご覧ください。
▼学校法人上智学院 SDGs & サステナビリティレポート2024-2025を作成しました
https://diversity-sustainability.sophia.ac.jp/efforts/6557/
2.「SDGs&サステナビリティレポート」の制作秘話について
佐野(ホープン):今回レポートの制作に関わった学生職員の代表として、インタビューをお受けいただきありがとうございます。どのようなお仕事を担当されていたのでしょうか。

佐藤さん(学生職員):制作当時は、主に「SDGs & サステナビリティレポート」の編集をお手伝いしました。その他にも、上智大学で行われている「ソフィア・ダイバーシティ・ウィーク2025」の準備や、サステナビリティに関する業務として、「太陽光発電プロジェクト」の広報にも参加しました。また、期間限定ではありますが、太陽光で蓄電されたバッテリーをキャンパス内に設置し、スマートフォンを充電できる「太陽光充電スポット」も展開しました。上智大学の公式キャラクター「ソフィアンくん」を活用した告知も展開し、多くの方に知っていただけたと思います。

画像引用:ホープンがデザインをご支援させて頂いた掲示物
(https://diversity-sustainability.sophia.ac.jp/efforts/6085/)
佐野(ホープン):太陽光充電イベントも面白い取り組みでしたね。学生職員の皆さんのアイディアが新鮮で、学校という組織発信よりもより身近に感じられる機会だったなと感じました。さて、さまざまな環境に関する取り組みに関わられる中で、印象に残っていることはありますか。
佐藤さん(学生職員):実際に取り組みを進める中で、上智大学が太陽光を活用して電力を供給し、それによって日々のキャンパスライフが支えられていることを、学生や教職員の方々にまだ十分に知られていないと感じました。
展示などを通じて多くの学生とお話しする中で、「初めて知りました」という声をたくさんもらいました。認知を広げるためには、継続的に発信していく努力が必要なのだと改めて感じました。
佐野(ホープン):そうなのですね。学生職員として、上智大学の魅力や取り組みを多くの方に届けるうえで、特に意識されていたことはありますか。

佐藤さん(学生職員):私個人の考えも含まれますが、上智大学の魅力を発信するうえでは、既存のイメージに留まらない発信を意識していました。外部の方から見ると、上智大学には「英語に強い」「国際色が豊か」といったイメージが強くあるのではないかと思っています。もちろん、それは上智大学の大きな魅力です。一方で、その印象が強い分、SDGsやサステナビリティに関する取り組み、また大学として力を入れている研究分野などが、十分に伝わりきっていないのではないかという課題感もありました。
佐野(ホープン):確かに・・・。私にもそういったイメージがありました。多くの方が上智大学様に描いているイメージのような気がします。
佐藤さん(学生職員):また、上智大学は学生への教育についての発信に力を入れていることは大きな強みですが、先生方や研究機関による研究活動、社会課題の解決につながるアカデミックな取り組みについても、このレポートでもっと表に出していきたいと考えていました。
そのため、学生の活動だけでなく、大学としての研究力や社会への貢献性も伝わるレポートにしたいという思いを持って取り組みました。
「学生職員制度」のように、学生が大学の運営や研究活動に意欲的に参画できる環境があることも、上智大学ならではの魅力だと捉えています。こうした点は、オープンキャンパスなどの場でも積極的にアピールしてきました。
佐野(ホープン):すごい・・・想いをもって取り組まれていたのですね。今回の制作に関わることが決まった時、どのようなお気持ちでしたか。
佐藤さん(学生職員):率直に嬉しかったです。私自身、学生職員の採用に応募する際、エントリーシートを書くために、当時発行されていた「SDGs & サステナビリティレポート」を読み込んだ記憶があります。レポートに掲載されている取り組みを見ながら、「この取り組みをさらに発展させたい」「もっとこういう部分で貢献できるのではないか」という自分の思いを学生職員になるためのエントリーシートに書きました。
そういった意味でも、このレポートは、私が学生職員として入職するきっかけを作ってくれた媒体でもあります。その制作に自分が関われることは、とても光栄なことでした。
「THEインパクトランキング2025」というSDGsに関連する大学の世界ランキングがあり、「SDG13:気候変動」分野で国内2位、世界75位にランクインしました。こうした評価を受けるためには、レポートを発行していることも重要な要因だと聞いています。
このレポートに関われたことで、上智大学の取り組みを外部に伝え、評価していただく機会にもつながりました。本学のプレゼンス向上に貢献できたかもしれないと、本当に嬉しかったです。
佐野(ホープン):実現したかったことが着実に叶えられたわけですね。今回のレポート制作において、内容を検討する際に特に意識しているなと感じたことを教えてください。

佐藤さん(学生職員):大きく2つあります。1つ目は、課外活動団体の情報を丁寧に拾い上げていることです。
上智大学は総合大学であり、ワンキャンパスであることを強みとして発信しています。さまざまな学部・学科・専攻の学生が交わりながら活動する課外活動団体が多く存在しており、その中にはSDGsに寄与する活動を積極的に展開している団体も少なくありません。
私も、そうした団体の取り組みを広報し、存在感を高めることに少しでも貢献したいという思いがありました。そのため、課外活動団体の情報をできるだけ丁寧に拾い上げることを大切にしました。そのような団体の情報を盛り込んで伝えることには、ある種の使命感のようなものがありました。
2つ目は、先生方や研究機関による研究成果を、量・内容ともに充実させていることです。
大学の研究力を発信することは、SDGsへの貢献度を示す重要な要素の一つだと思っています。企業でも、環境への取り組みやESGの観点が投資判断に影響するように、大学においても、研究が気候変動対策や社会課題の解決にどのように貢献しているのかを対外的に示していくことが大切なのだと感じました。
そのため、学生の活動だけでなく、大学としての研究力や社会貢献に関する取り組みをしっかりと伝えることを意識しているレポートになっていると思いました。
佐野(ホープン):確かに・・・その2つのターゲットについて、課外活動団体に原稿を依頼する中で、特に意識されたことはありますか。
佐藤さん(学生職員):学生団体への依頼では、昨年度よりも写真や掲載情報を充実させることを意識しました。
レポートの発行は何年も続いていますので、過去に掲載した学生団体と重複するケースも出てきます。ただ、私個人としては重複すること自体は必ずしも悪いことではないと考えています。
数年前に立ち上がった団体が、現在も継続して活動し、さらに新しい成果を上げているのであれば、その成長や発展を伝えるよい機会になります。新しく立ち上がった団体を紹介することも大切ですが、過去に掲載した団体にもあえて再度声をかけることで、「活動が一過性のものではなく、継続して発展している」という姿を伝えられます。
先生方の研究成果については、特定の分野に偏りすぎていないかを学生目線でもチェックさせていただきました。完全に偏りをなくすことは難しいものの、さまざまな学部・学科の先生方に執筆を依頼しているレポートになっていると思います。
また、記事制作の過程では、先生方から個人のホームページや研究業績をまとめたサイトなどのリンクを共有いただくことも多くありました。一方で、サイトのリニューアルなどによりリンク切れが発生しているケースもあったため、正しく機能しているかを確認し、必要に応じて新しいリンクに差し替えるなど、確認作業も丁寧に行いました。
私は理系の先生にとって、保有している研究設備やこれまでの研究実績は、いわば名刺のような役割になると思います。この冊子が産学官連携につながる可能性も考え、できるだけ多くの情報が掲載されていることが望ましいと考えています。
佐野(ホープン):今回の制作では、そうした方々とやりとりを進めるのは、情報量も多く、整理するのに骨が折れたと思いますが、どのように進められたのでしょうか。
佐藤さん(学生職員):今回の制作では、ホープンさんが提案された「Brushup(ブラッシュアップ)」というオンライン校正システムを使ってやり取りを進めました。ダイバーシティ・サステナビリティ推進室としてチェックした際の修正依頼や、記事を執筆された先生への「リンクが切れている」といったご案内の際にも、Brushupのチャット機能を活用しました。
佐野(ホープン):Brushupは当社が様々な制作業務でお客様におすすめさせていただき、提供しているツールになります。今回のようなページ数や寄稿者の多いパンフレットで一元管理をするために有用と考えてご提案させていただきました。このオンライン校正システムを実際に使ってみて、率直な感想をお聞かせください。
佐藤さん(学生職員):実際に使ってみて、特に便利だと感じたのは、修正依頼のしやすさです。赤枠で囲って「この部分のスペルを修正してください」といった形で具体的に指示できるため、確認箇所や修正内容を分かりやすく共有できた点は良かったと思います。
一方で、運用面では難しさもありました。オンライン校正システムは、メールで共有されたリンクとパスコードからアクセスし、内容を確認してもらう仕組みでしたが、すべての方がスムーズに確認してくださるわけではありませんでした。ブラウザがあればどこからでもアクセスできる一方、使い慣れていただくためには習熟の時間やフォローが必要だったかと思いました。
佐野(ホープン):今回の制作に携わる中で、環境に配慮する取り組みについて、ご自身の意識に変化はありましたか。
佐藤さん(学生職員):今回、SDGsレポートの編集に関わる中で、環境に配慮した取り組みへの関心はより高まったと思います。
例えば、もともと勉強などで紙を多く使う機会がありましたが、自宅のプリンター用紙も「環境に配慮した紙を選びたい」と考えるようになりました。
また、私の家族には紙を多く使う仕事をしている人がいるため、「使う紙を少し変えてみないか」と声をかけるなど、身近なところからできる取り組みに目を向けるようになりました。
以前は、環境配慮といえば、脱プラスチックや再生可能エネルギーといったテーマを思い浮かべることが多かったです。しかし、今回のレポートが紙媒体で発行されたこともあり、紙のリサイクルや再利用、環境に配慮した用紙の選定にも関心が広がりました。
今回の冊子でも、環境に配慮した用紙「ZERO CO2 PAPER(ゼロCO2ペーパー)」を採用し、裏面にもマークを記載しています。
佐藤さん(学生職員):さまざまな企業の方とお会いする中で、ホープンさんのように名刺に環境配慮に関する表記を入れている会社が増えていることも実感しました。こうした経験から、名刺のような身近な印刷物でも、環境への配慮を示すことの重要性を感じるようになりました。
佐野(ホープン):今回のレポートが完成して、満足度はいかがでしたか。
佐藤さん(学生職員):課外活動団体の取り組みを広報し、存在感を高めることに少しでも貢献したいという思いについては、原稿依頼に対して内容のある原稿を提出してもらえたことで、学生の活動をしっかり紹介できたのではないかと思っています。
また、先生方や研究機関の研究活動についても、研究の進展に合わせて文章や画像を差し替えてくださいました。「この図面を差し替えてほしい」と、先生方から自発的にご提案いただくケースもありました。先生方や研究機関の方々にご協力いただけたことで、納得できるクオリティのものを掲載できたのではないかと思っています。
今回のレポートは、昨年度に比べて情報が更新された点も良かったと思います。そこにホープンさんのデザイン力も相まって、非常に読みやすい紙面になったのではないかと感じています。
表紙のイラストも四谷キャンパスの一体感が表現されていて、全体として満足度の高い仕上がりになりました。
佐野(ホープン):ありがとうございます!完成したレポートを読まれる方に、特にどのようなところに注目していただきたいですか。

佐藤さん(学生職員):特に注目していただきたいのは、学生自身が書いた記事です。誌面上では大きく「学生が執筆した記事」と明記しているわけではありませんが、学生職員の取り組みや課外活動団体の活動紹介などは、実際にその活動に携わっている学生職員や団体メンバーが原稿を執筆しています。
現場で活動している学生自身の言葉を、できる限りそのまま掲載していることが、このレポートの大きな特徴です。大学が発行するSDGsレポートでは、研究成果や大学設備の改善、組織としての取り組みに重点が置かれることも多いと思います。その中で、学生の活動や学生自身の声がまとまって掲載されているレポートは、比較的珍しいのではないかと感じています。
もちろん、教員による研究成果や上智学院全体の取り組みもたくさん読んでいただきたいです。そのうえで、学生の生の声・取り組みにもぜひ注目してもらいたいです。
3.まとめ
今回、学生職員として参加した佐藤さんに「学校法人上智学院 SDGs & サステナビリティレポート2024-2025」の制作についてインタビューさせていただきました。課外活動団体の活動や先生方や研究機関による研究成果、そして学生自身の言葉など、上智大学様の多面的な魅力と、社会課題に向き合う姿勢が詰まっているインタビューでした。
制作に関わった佐藤さんのお話からは、上智学院のダイバーシティ・サステナビリティ推進室が、単なる冊子制作に留まらず、大学の取り組みをどう伝え、どのように次の活動へつなげていくかを考え続けた姿勢も伝わってきまして、今回ホープンとして一緒に制作を進めることができて大変嬉しく思います。
ホープンでは、大学や企業問わず広報誌やサステナビリティレポート、パンフレット制作について企画から構成、原稿整理、デザイン、オンライン校正、印刷にあたり環境配慮紙のご提案まで、制作工程全体をサポートすることができます。
伝えたいお取り組みや魅力を発信するための、目的に合わせた制作物づくりをご支援させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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